高美機業場について
伝統ある丹後ちりめんの製造
約300年前の江戸時代の享保5年(1720)、絹屋佐平治らが京都西陣より持ち帰った技術をもとに創織した「ちりめん」。
冬の季節風は雪をともなってきびしく、秋から冬にかけて吹く「うらにし」と呼ばれる季節風は、「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるぐらい湿気をともなった雨が降ったり、止んだりする日が続きます。
この丹後の気候風土が、良質の水、適度な湿度をもたらし、今日現在まで丹後ちりめんを育んできました。
生地全面の細かい凸凹状のシボが特徴の丹後ちりめん。
このシボによって光沢をやわらかく抑え、光にふくらみを持たせ、しなやかな感触としっとりとした風合いを引き出し美しく色鮮やかな発色性に優れた白生地ができあがります。
高美機業場のはじまり
祖父の高岡美喜雄が昭和24年創業、以来70年以上にわたり和装小物(半衿・帯揚げ・風呂敷)を中心に自社製の撚糸を使い東雲・千草・鬼シボ・古浜など、多種多様のちりめん生地を製造。
風呂敷や半襟・帯揚などの丹後ちりめん和装小物の白生地や、人生の節目を飾る贈答用オリジナル風呂敷の製造・販売を行う。
産地 与謝野町岩滝
京都府北部丹後半島にある与謝郡与謝野町岩滝は、日本三景 天橋立の対岸に位置し、丹後ちりめんの中でも半衿(半襟)、帯揚、風呂敷など和装小物生地産地として栄えた地域です。
高美機業場の歴史
- 1949年
- 高岡美喜雄が京都府与謝野町岩滝で白生地製造業開始
- 1994年
- 高岡利明に代表交代
- 2015年
- 高岡徹 平成26年度 京もの認定工芸士に認定
会社概要
事業所名 | 高美機業場(たかみ きぎょうじょう) |
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代表者 | 高岡 利明 |
創業 | 昭和24年 |
事業内容 |
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風呂敷販売担当 | 高岡 徹 |
従業員数 | 7名 |
所在地 | 京都府与謝郡与謝野町字岩滝1882 |
電話番号 | 0772-46-3315 |
FAX | 0772-46-3316 |